症例紹介

犬の噛む力と破折とデンタルガム

病気の紹介

ワンちゃんに噛まれたことのある方はご存じかと思いますが、噛まれるとものすごい痛いですよね。猫の歯は小さく鋭いので刺さりますが、ワンちゃんの歯はそれよりも大きいので、どちらかというと青たんができたり、穴が開いたところは局所の打撲に近い痛みがあります。

また、かなり硬い木や蹄などもかじって、ボロボロして食べてしまうこともあります。

<ワンちゃんの噛む力はどのくらいでしょうか?>

この噛む力を咬合圧と言います。

自発的な咬合圧(ご飯食べたり、かじって遊んだり)は通常250N(ニュートン:力の単位)以下です。

これをキログラムに直すと、大体25kgくらいになります。(手のひらに25キロの重さがかかった状態)

結構な力ですよね。。。

最大潜在咬合力は著しく高く、臼歯では3400Nを超えると言われています。

ちなみに人は、男性で約700N、女性で500Nと言われていますから如何に噛む力た強いのかがわかります。

犬と猫の奥歯は、鋏状咬合と言って、肉を引きちぎれるように、ハサミのような噛み合わせをしています。

ハサミの刃と刃の間に固くて太いものが挟まったら、刃こぼれを起こしてしまうのは容易に想像がつきますね

これが歯の破折の原因です。

治療法の紹介

<破折の予防とデンタルケアとしてのガムを考える>

よくデンタルケアとして、また暇つぶしのおもちゃとして、蹄や鹿の角、硬いデンタルガムなどを与えている方は大勢いらっしゃいます。そして、それによって歯が欠けてしまうことも度々あります。

ではどんなものを与えたら良いでしょうか?

一例ですが、

○噛んだ時に形が変わるもの

○爪で押さえて凹みができるもの

おもちゃでも、デンタルガムでもこういったものが良いでしょう