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★フィラリア予防はいつまで☆

今年はまだまだ暑い日が続いてますね。

こんにちは。

このところ「フィラリア薬はいつまで飲ませたらいいの?」というお問い合わせを頂きます。

投薬期間は気温と媒介する蚊の活動期間が関係してきます。

蚊は気温が15℃以上であれば活動できるといわれてます。
またミクロフィラリア(子虫)は蚊の中でしか感染能力を持つ幼虫(感染幼虫_L3)まで成長ができないため、
蚊の存在は不可欠。
その成長も気温が18℃以上の日が続かなければ、成長ができず終いです。

地域とその年の気候により異なりますが、このあたりですと

“11月初~中旬くらい”までは感染のキケンがあります。

ちなみに、神奈川県で最も遅い感染日は、過去15年間では、11月11日となっています。

なので今年最後の投薬は、”11月終わりから12月初め”に飲ませましょう!

最後の投薬時期はとても大切です。みなさん、忘れずに飲ませましょうね。

もし暖かい日が続き、この時期以降に蚊を見かけるようでしたら、
もう一回投薬してあげた方がいいかもしれません。

ちなみにフィラリアのお薬は’持続的に予防する’のではなく、
投薬することでいままで入り込んだ幼虫を駆除する駆虫薬です。

犬の体内へ侵入した感染幼虫は
皮下・筋肉組織(L3→体内移行幼虫L4へ成長)⇒血管内(L4→未成熟虫L5)⇒心臓・肺へ移動する間に
脱皮を繰り返し成虫へと成長しますが、
フィラリアの薬はすべての段階の幼虫に対し効くわけではありません。
血液中に侵入してしまうと駆虫できなくなるため、飲み忘れなど気をつけて下さいね。

涼しくなってきたから、投薬しなくても大丈夫かと思われがちですが、
途中でやめてしまうことで、今までの投薬して頂いていたものが、無駄になってしまうかもしれません。
もし感染していたら・・・・
冬の間にどんどん成長し、来年の春再びお薬を飲ませる時期には成虫になってしまいます。
治療には時間も費用もかかりますし、なによりわんちゃんたちに負担がかかります。

投薬は例年”11月終わりまたは12月初め”までです。

フィラリア症は予防できるものです。
かわいいわんちゃんたちのためにも最後まで投薬してあげて下さいね。

投薬期間など心配なことがございましたら、お気軽にご相談ください!