マダニのお話☆
ダニ
節足動物鋏角類
マダニについて
日本には
・ヤマトマダニ(屋久島以北の全土、東北・北海道の山岳地帯)
・フタトゲチマダニ(日本全土・平地)
・シュルツェマダニ(北海道・東北、中部山岳地帯)
などの種類が生息している。
卵→幼ダニ→若ダニ→成ダニ→卵…
〈体のつくり〉
・胴体部より4対8本の脚
・眼は横にあり明るさを感知
(ない個体もあり)
・脚には二酸化炭素と紫外線を感知できる
ハラ―氏器という器官をもつ
・脚先には吸盤・鍵爪も持つ
ちなみに...
唾液には!
抗凝固物質
抗血小板物質
抗炎症物質
免疫抑制物質
病原体
などがふくまれてます。
他のダニに比べ、大型で全世代吸血します。
草むらや岩陰などで脱皮や
寄生する動物を探しながら生活しています。
一週間程度寄生・吸血すると、
飽血・離脱する。
1世代ごとに異なる宿主を必要とします。
♀成ダニは1回に1000~3000個の卵を産む。
■被害■
・刺咬
・貧血
重度の寄生・吸血で貧血死をもたらすキケンあり
・アレルギー反応
・ダニ麻痺
ダニの唾液に含まれる毒素のため
・二次感染
・病原体の媒介
■バベシア症ー犬・(猫)■
潜伏期間〈感染して症状が出るまで):10~21日
原虫が赤血球に感染する
西日本で多い
[症状]
溶血性貧血
発熱
元気消失
食欲不振
血色素尿(茶色のおしっこ)など
*完全な体外への駆除はむずかしい(=キャリアー)
人:発熱、貧血
[マダニ以外の感染経路]
輸血、母子感染、けんかなど
■ライム病ー犬・猫■
ボレリア菌の感染
北海道や長野などで多い
[症状]
発熱
食欲低下
体重減少
関節炎により跛行
リンパ節の腫れ
*猫は顕著な症状が少ない
人:数日から数週間の時を経て症状が出る
刺されたとこで菌が増殖
紅斑
インフルエンザ様の症状
悪化すると菌が全身へ...