まめ知識
犬猫の認知症、治る?進行を止められる?
いわゆる(痴呆)ちほう=認知機能障害、はヒト同様、犬もなることがあります。特に16歳以上の柴犬では、多く認められます。夜鳴きや徘徊、異常な食欲や旋回運動など、行動の制御が全く効かなくなることもあります。これは人のアルツハイマーと同じような病態と考えられていますので、人同様、未だ治療の術はないです。しかし、この病気の治験モデルとして、犬が使われていますので、近い将来、進行を遅らせる薬などが発見される可能性は大いにあります。
こういった病気ではなく、高齢になると、いろいろな認知機能が低下して、例えば、寝る時間が長くなったり、トイレの場所が少しずれてしまったりなどの、お年だからしょうがないか。というようなことも増えてくるでしょう。そこで、大事なのは、お年のせいにしないで、お昼寝ばかりしているけど、たまには起こしてお散歩させる、おやつを使った遊びをさせる、時々若いときに行ったような、お散歩や遠出などの刺激を与えてあげることです。そうすることは、ボケ封じに繋がりますよ。
夏にエアコンを切ったまま外出すると何分で危険?
エアコンを切った後の室温の上昇具合、湿度の関係、犬であれば、太っている、気管が細い、心臓が悪いなどの要因により、危険の度合いは変わります。例えば、気管が細いわんちゃんで、室温が28℃に急上昇したら、15分ほどで呼吸が苦しくなりパニックになるでしょう。逆に、普段屋外で過ごしている健康な子でしたら、1時間以上も平気かもしれません。
また、猫はもともと暑さに強いため、熱中症にはなりづらいですが、この時期、エアコンなしで3時間も部屋にいると体調不良になる子も多いでしょう。
ちなみに、うちの猫たちはエアコンが嫌いなのか、暑さに慣れているのか、エアコンがついていない部屋で数時間ぐで〜ってしている時もありました(汗)
犬と暮らすとどんな良いことがあるの?
犬も猫も決まった時間に食事をもらい続けることにより、その時間を覚えていて、催促するようになります。犬は特に散歩をすることが好きな子が多いですから、1日2回、飼い主さんと一緒に外出をします。そして、その時間も覚えるようになり、時計をみていないのにも関わらず、毎日同じ時間になると、飼い主さんの周りで、ソワソワしたり、目を見つめたりします。
そうすると、毎日が規則正しい生活習慣が身につき、これは健康長寿に繋がっていることが報告されています。犬と暮らしている人は、要介護につながる心身機能の低下を起こしにくいと報告されています。
また、さらに、犬と暮らしていて、運動習慣のある人は、要介護認知症発症率が有意に低下することが報告されています。残念ながら、猫と一緒に暮らす人にはそのようなデータは出ていません。
これは、犬と暮らす人が散歩や外出による社会的な交流を自ずとしてしまうからと思われます。
他にもたくさんのメリットがありますが、今日はここまでにしておきます♪
(1部 日本獣医師会雑誌 Vol.78 より引用)
イヌとネコの年齢と体の関係は? ひとに当てはめるとどうなるの?
犬や猫は、1歳を迎えるころには、体の成熟が完了します。ひとに当てはめると、1歳は18歳。
その後は、1年にひとの4歳、歳を取ります。ですから、犬や猫の5歳は、人の34歳くらい、
7歳は45歳くらい、人もそのくらいになると、あちこちちょっとした劣化を感じるようになりますよね(汗
そして、犬猫の10歳が人の還暦60歳、その後は、1年に5歳くらいずつ老けていきます。
だから、15歳は85歳、、、、、20歳なんて、なかなか奇跡なことです
イヌとネコってどう違うの?
ライオンやトラはネコ科の動物です。キツネやたぬき、オオカミなどはイヌ科の動物です。
両方とも食肉目に属するので、主食は肉になります。
大きなちがいの一つは、爪の出し入れができること!
ネコ科の動物は、狩りをするので、武器が必要なんですね😊
ネコ科の動物が狩りをして、捉えた獲物の肉を食べ、食べ残したものをイヌ科の動物が食べるので、イヌ科の動物の方が雑食に近くなります。


お口と歯
犬の歯石は3日で固まるって本当?
本当です。食生活や個体差もありますが、およそ3日で歯石になると言われています。
歯の表面には、はじめ唾液由来の糖タンパクが付着し、歯面に被膜が形成されます。ここに、細菌が付着すると歯垢になります。歯垢は、この細菌や死骸、白血球やマクロファージ、食物残渣などから形成されます。この歯垢にカルシウムやリンなどが取り込まれて石灰化すると、歯石となります。その期間は2〜5日と言われており、人の5〜6倍の速さです。
なので、歯石を作らないためにも、3日以内に1回は歯磨きをして、歯垢を除去することが大事なのです。

お家でできるオーラルケア、何がいいの?
歯石・歯垢が軽度に付着して、歯肉炎がなし〜軽度の場合に、ブラッシング、デンタルガム、マウスクリーナーの飲水添加の3つとその組み合わせで、何が効果があったかを比較検討した論文をご紹介します。
この論文によると、犬に対して、毎日のマウスクリーナーの添加とデンタルガムの投与(V O H Cで効果が認められているもの)、1週間に一度のブラッシングとマウスクリーナーまたはデンタルガムの毎日の投与を行なったところ、同等の効果が認められると報告されています。
毎日のブラッシングよりも、毎日のマウスクリーナーの添加とデンタルガムの投与の方が有効なんて、少し目からウロコでした。
このホームケアは、歯の汚れには効果的ですが、歯周ポケットの汚れには無効です。
歯石・歯垢がたくさん沈着してしまった歯や、それによって歯肉炎が起こっている場合は、全身麻酔下によるスケーリング及び歯周ポケットへの処置が必須です。
それにしても、マウスクリーナーとデンタルガムは、お互いにストレスフリーですので、実施してみる価値は大いにありますね。

(Journal of Veterinary Dentistry Vol.42. No3.May2025より)
歯磨きの頻度は?
歯垢が歯石になるまで犬では、約3日、猫で約1週間とされているので、これよりも短いペースで歯磨きをすると良いでしょう。歯石になってしまうとブラッシングで除去することはできません。
歯磨きは何度しても良いのです。毎日食後でも良いですし、1日1回落ち着いた時でも良いです。
おすすめは、1日1回の歯磨きです。ちょこっと磨きでも🌟継続が大事です
